療育に役立つ情報✨
estadionishihachiおはようございます🌈
エスタディオからの療育に役立つ情報の発信になります✨
今回はASD（自閉スペクトラム症)についての基本的な情報の発信になります😊
【ASDとは？】
ASDは、「対人関係や社会的なやりとりの障害」「こだわり行動」という2つの基本特性がある発達障害です。
ASDとは自閉スペクトラム症の英語表記である、「Autism Spectrum Disorder＝ASD」の頭文字をとったものです。
※ASD（自閉スペクトラム症）はかつては「自閉症」「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」と呼ばれていた子どもたちも含まれます。
【ASDの特性】
1. 社会的相互作用の困難
感情の理解と共感:
他人の感情や意図を読み取るのが難しく、表情や声のトーンから感情を察するのが苦手。
他人の気持ちに共感するのが難しく、共感を示すことが少ないこともある。
社会的ルールの理解:
社会的なルールや礼儀作法（例えば、順番を待つことや会話のターンテイキングなど）を理解するのが難しい。
社会的な相互作用の予測や調整が難しい。
関係の構築と維持:
友人を作るのが難しい、または友人関係を維持するのが困難。
他人との関係に対する興味が薄かったり、特定の関係に強く固執することがある。
2. コミュニケーションの課題
言語発達の遅れや異常:
言語の発達が遅れることがある（例えば、言葉を覚えるのが遅い、会話を始めるのが遅い）。
言葉の使い方が独特であったり、言葉の意味を字義通りに捉えることが多い。
非言語的コミュニケーションの難しさ:
アイコンタクトやジェスチャーを使うのが苦手。
表情や身振り手振りが不自然に感じられることがある。
会話のパターン:
一方的な話し方や、会話の流れに欠けることがある。
会話が特定のトピックに限定されることが多い（例えば、特定の興味に関する話題を延々と話す）
3. 興味や行動のパターンの繰り返し
特定の興味への強い集中:
特定の物事やテーマに異常なほどの興味を示し、その分野に関する知識を深める。
他のことにはあまり関心を示さないことが多い。
行動の繰り返し:
特定の行動を繰り返す（例えば、同じ動きを何度もする、物を同じ順序で並べるなど）
繰り返しの行動やルーチンに強いこだわりを持ち、その変更に対して強い抵抗を示す。
感覚過敏または鈍感:
音、光、触覚などに対して異常に敏感または鈍感であることがある。
環境の変化や刺激に対して強い反応を示す。
ASDは、生まれつき脳の機能に何らかの不具合がある障害です。
そのため、完全に治るということはなく、子どもの特性に合わせた「環境調整」や「療育」といった方法により、
困り事を軽減していくことが大事になります！
【ASDの子どもへの接し方のポイント】
上記のように、強いこだわりやコミュニケーションが苦手など、特性によるさまざまな困りごとが多いASDの子供たちには、
「短く具体的な言葉を使う」「視覚的手段を活用する」この２つを意識して接する事が重要です！
1. コミュニケーションのサポート
例：「おやつの時間だよ、準備をして座って待ってね！」などたくさんの情報を伝えると子供が混乱してしまうので、
➡「おやつの時間だよ！」「スイトウを持ってきてね！」「座ってね！」など、
ASDの子供が理解しやすいように指示は短く簡潔に伝えよう✨
2.視覚的な手段をうまく使おう
ASD（自閉スペクトラム症）のある子どもは、耳で伝えられる情報は理解することが苦手な場合が多く、
絵や写真といった視覚的な情報は理解しやすい場合が多いいと言われています！
「おやつの時間だよ」という言葉とともにおやつの絵や写真を見せて伝えるとよりASDの子供は理解しやすいです！
これから行う予定についても絵や写真を使うと理解してもらえるように工夫しましょう🌈
3.指示のタイミングを考えよう
ASDの子供はのある子どもが何か行動を始めたときに、その行動を途中でやめるように指示すると、
パニックになってしまうことがあります。ですから指示のタイミングとして行動を始める前が重要です！
子どもが好きな活動に取り掛かる前に、終わる時間をタイマーで示したり、
終わったあとの次の行動をあらかじめ写真カードなどで知らせておくなどの工夫もいいですね！
活動をする前の指示がうまくいかなかった場合には、
子どもの様子を見て一通り区切りが良いところを見て指示するようにしましょう！
活動をうまく切り替えることができた場合にはたくさん褒めてあげてください！🤗
まとめ
ASDの子供には様々な特性がありますが、その子供たちが過ごしやすくなるような環境を作る事、
療育などでASDの子供たちの困りごとを少しずつ減らしていくことが大事です💪
一つ一つ積み上げてASDの子供たちの成長をサポートしていきましょう！🌈
